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2008年04月22日 (火) | 編集 |
hardy_coming_soon.png
Ubuntu 8.04 LTS Hardy Heron が4月24日にリリースされる予定です。
(日本時間を考えるとややこしいですが)
Ubuntuの日本チームにより1日遅れほどで、Ubuntu 8.04 LTS 日本語版がリリースされるでしょう。

約2年ぶりのLTS版のリリースになります。
UbuntuのLTS版は、デスクトップで3年、サーバー版で5年の長期サポートを約束した版です。

http://www.ubuntu.com/
Ubuntu Hardy Heron RC版ダウンロード
(desktop i386版がお薦めです)
Ubuntu 8.04 LTS Hardy Heron の簡単な紹介
Xorg7.3の導入、WubiをUbuntuの機能として取り込んだ事に注目します。
Xorg7.3(GutsyではXorg7.2)では画面解像度周りの設定簡略化が実装されていて、現バージョンのGutsyよりもさらに簡単なセットアップを実現します。
WubiはWindows環境でUbuntuを簡単に試用できます。

両方ともにUbuntuを容易に扱うことができるものです。
それのみを挙げるのは間違いだと思うのですが、象徴的になった部分だと思います。

Ubuntu 8.04 LTS Hardy Heron は「簡単なUbuntu」と断言します。



Ubuntu 8.04 LTS Hardy Heron の新機能、Wubiの内包の詳細
Wubiは、Windowsからのセットアップを簡略化したものです。
Windows上の既存パーティションをいじる事なくUbuntuをインストールする事ができ、Windows上からアンインストールする事で以前の状態に戻す事ができるものです。
Windows上の既存パーティションにUbuntuをインストールするものですが、Ubuntuの全ての機能を試すことができます。
もちろんCompiz-Fusionを体験する事も可能です。(要ビデオボード、ビデオチップの3D機能)

もともとWubiというプロジェクトがありまして、それを使用するとUbuntuのisoファイルを自動でダウンロードを行い、セットアップする手順になっていました。
WubiがUbuntuの機能として取り込まれたのでUbuntuのCDイメージを用意しておけば、どこのWindows環境でも簡単にUbuntuのセットアップ、試用がお手軽にできるようになりました。

以前はWubiのプロジェクトにあまり関心はありませんでしたが、Ubuntuそのものの機能として取り込まれるベストマッチぶりは評価しないわけにいきません。


Ubuntu 8.04 LTS Hardy Heron のCDブート時の画面から

コンピュータを変更せずにUbuntuを使ってみる(T)
Ubuntuをインストール(I)
CDの異常をチェック(C)
メモリテスト
一番目のハードディスクから起動(B)


メインメモリ192MBのハードウェア要件でのテストをしてみました。
それ以下ではデスクトップ版を十分に使う事はできませんでした。

コンピュータを変更せずにUbuntuを使ってみる
→デスクトップまで起動するもののインストーラーが起動せず

Ubuntuをインストール
→インストーラーが起動し、インストールを完了する

デスクトップ版ISOイメージでフルデスクトップ環境を起動せず、インストーラーのみを起動するメニューを追加した事で、より低いハードウェア環境でのインストールにも対応したようです。
もちろん以前の様にalternate版も用意されているので、それ以下、もしくは別の理由で起動しないレアケースにも対応できるでしょう。


Ubuntu 8.04 LTS Hardy Heron のXorgを読む
xorg.conf
トータル51行
コメント15行
空白6行
実質30行

/etc/X11/xorg.conf を開いてみると、ほとんど項目が残っていません。
残っている項目はキーボードとマウスの設定くらいです。
長かったモニタ設定の部分などが、ごっそりと無くなっています。
以前のxorg.confを見慣れてるとなにも書かれていないので驚きます。
これが設定簡略化の成果なのでしょう。


Ubuntu 8.04 LTS Hardy Heron のファイルインデックスサーチ、Trackerの進化
デスクトップサーチと呼ばれているジャンルに属する機能で、ファイルインデックスを作成し、ファイル内容なども考慮し高速な検索を実現するものです。

ファイルインデックス化、ファイルの監視がデフォルトで無効になっています。
(快適に使う為にGutsyまではデフォルト有効を無効化していました)

その状態でもnautilusの検索は問題なく使えるようになっています。
ただし、nautilusの検索が使える代わりに、ランチメニューから辿る検索は使えないというGutsyと逆の不具合があります。

進化ポイントを(独断と偏見で)意訳
1.マウントしたディレクトリを走査(クロール)しないようにで設定可能
2.検索対象外のファイルを指定可能
3.走査する際のシステムパフォーマンスを細かく設定可能

インデックス化の言語指定に日本語が設定追加されなかったので今回も使用しないでしょう。
Trackerを無効にする操作が不要になったので良しです。


Ubuntu 8.04 LTS Hardy Heron の本家Ubuntu版で日本語対応が強化
GutsyまではUbuntuをインストールした後に言語サポート(Language suport)で日本語を選択する必要がありましたが、インストール初期画面(CDブート時)で日本語を選択する事によって日本語表示、日本語入力の設定が終えたインストールが出来る様になっています。
日本語版Ubuntuでは、ブラウザのFlashプラグイン、pdfプラグインのインストール、数種ある言語パックの追加インストールなどがまとまったサポートツールが存在します。
日本語版Ubuntuでは、日本語チームのリポジトリがデフォルトで追加されています。
本家版、日本語チーム版の違いは、大筋でその部分でのみの差異になるでしょう。

さしたる違いは無くなったという事です。


Ubuntu 8.04 LTS Hardy Heronでは、デフォルトの壁紙がおしゃれ
鶴をモチーフにした和風テイストな画風の壁紙がデフォルトになっています。
今までのUbuntu、他のディストリビューションでは見掛けなかった芸風でおもしろいです。
ただ、その他ウインドウテーマやアイコンなどは以前と同様なので、やや浮いています。
もっと高級感を醸し出す、目を引くテーマはあると思うのですが、伝統的ともいえるほど変わりません。
そんな、一見してGnomeだ、kdeだと一目で判るディストリビューションは多数存在しますけど。


総評
非常にソツ無くまとめてきています。
特に背伸びせず、Xorg、Gnomeの現状の版などをまとめてきただけの感じですが、それが使い易い感じです。
各種動作もやや軽快になり、メモリ管理も相変わらず優秀です。

Ubuntuの難点としてサウンド面があり、それがHardyよりPulseAudioを標準化し、どれほど改善されるか実環境にインストールするまでのお楽しみといった所です。
(Gutsyまでの話は、USB Audioでの難点、VMwareのサウンドと競合などです)

一方、Samba周りの調整は難航しているようで、Ubuntuの基本機能(ランチメニューからのアクセス可能なGUIやファイルマネージャーであるnautilusからのアクセスなど)で共有ディレクトリをセットアップする事ができませんでした。
クライアントとしてはアクセス可能ではあるようですが、この部分もUbuntuの弱点として残ったままとなりそうです。

Ubuntuが強力な点としてUbuntu本家のパッケージが充実し、外部リポジトリも大量に抱えてる点があり、他ディストリビューションの追従を許さない状態ですので上記2点程度の不具合は自力で対応すれば快適な環境になるでしょう。
(試しにSuseなどをインストールすれば、上記2点の問題はすぐに解消します。が、パッケージ充実度の壁にすぐぶち当たります。)

Ubuntu 8.04 LTS Hardy Heron は、ディストリビューターが自信を持って推してくるでしょう。
そうしてきても納得できる、確かに堅実な出来になっています。




雑記
2008年、4月の第4週(現時点で今週末)、日本時間で金曜日あたりに本家版Hardyがリリースされ、土曜日にはHardy日本語チーム版がリリースされるでしょう。
どのディストリビューションでも毎回恒例なのですが、新バージョンリリース時はとても混雑します。
ネットワークの混雑の話で、回線が追い付かなかったりし、isoファイルをダウンロードにも一苦労、アップデートも困難になったりします。
集中的になれば、サーバーが一時ダウンする事もあったりします。

Ubuntuはたった数年(約3年)で急激にユーザー数を獲得し、人気ディストリビューションに上り詰めました。
加えてDapperからLTS版を引き継ぐ、2回目になる長期安定版のリリースです。

混雑具合をお祭り状態として楽しむ趣きは理解する所です。
が、混雑しすぎてストレスになる場合も考えられます。

気持ちゆったり構えてリリース後、しばらく置いてからアップデート、インストールするかなどがおすすめです。

とかいいつつ、それを見越してGW過ぎの週末に集中したり?
混雑に耐えられるだけの回線、サーバー対策が施されているとは思うのですが。
テーマ:Linux
ジャンル:コンピュータ
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