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2008年02月28日 (木) | 編集 |
mepis7_install16.jpg
マルチモニタ環境へ仕上げました。
マルチモニタはこちらと似通った設定です。
テレビ出力がCRT出力に変わっただけになっています。
(xorg.confを整理したら記事に繋げるかもしれません)

Symply MEPIS 7.0 インストール
この記事の続きとなります。
今回はきっちりぬかり無く書いてます。

日本語化の修正捕捉と環境構築、使用レポートとなっています。
日本語化捕捉
本家isoイメージを使用すると、デレクトリの日本語ファイルから化けてしまいます。
その対策として
# dpkg-reconfigure locales
を実行し、UTF-8ja_JPをデフォルトで選択します。
使用言語でEUCを他に選択する以外、使用しなければ他の言語をオフにしてしまっても構いません。

uimなどの日本語入力は
$ im-swtch -c
で選択すると良いようです。

Firefoxの日本語化は、FirefoxではなくIceweaselというFirefox互換ブラウザで対応すると便利です。
IceweaselはFirefoxの全ての機能が使え、日本語化パッケージも用意されています。
Iceweaselの実行ファイルも「firefox.bin」となっていて、不自由はありません。
動作速度もFiredfoxと同等です。(同等にやや重い)
(注意:Iceweaselはアイコンがとてもかわいいです-白いイタチです)


本機の構成
Millenium G450を使用していましたが、3Dデスクトップを稼働させたくなり、Geforce FX 5600に変更しました。
そこで電源容量の不足からX Window Systemが立ち上がらなくなったので、丁度電源が壊れる頃合と思い購入していた新しい電源と交換しました。
Geforce FX 5600の導入後、MEPIS6.5 上でBerylを動作確認までしています。

Millenium G450 → Geforce FX 5600
電源を新調

ここだけ変わっています。
D-Sub15ピンのアナログ接続の為、Geforce FX 5600のアナログ出力性能の低さにより鮮明度は落ちましたが、2D使用によっての性能差はほぼ無いといえます。



使用感
MEPIS6.5 = シングルモニタ設定(1600x1200)
MEPIS7.0 = デュアルモニタ設定(1600x1200,1024x768)

本機は以前に MEPIS6.5 がインストールされておりました。
MEPIS6.5 はUbuntu Dapperベースで、使用感も Ubuntu と酷似していました。
MEPIS7.0 は Debian Etch ベースになり、使用感もUbuntuではなくなり、Debianとほぼ同様になっています。

なにが違うというわけではなく、メンテナンスされているパッケージが多少違うという感じです。
具体的には、UbuntuでのLanguage pack類やqt-immが無いなどで、Language pack類は日本語化の手順が違い、qt-immが無いのは別途用意するか、uimなどで代替するかで対応します。

ただ、Ubuntuも元々Debianベースなので、ディレクトリの構成やらは特に違和感は感じません。

速度面で MEPIS7.0 は、MEPIS6.5 より軽快に動作します。
ソフトウェアの起動速度、実行速度、明らかな向上をしました。
非力なPCで複数のタスクを処理させていて、以前の MEPIS6.0 はタスクが重なると明らかな速度低下となっていましたが、MEPIS7.0 ではそれが感じられません。
複数のアプリケーションを実行していても、ストレス無くサクサク動く、という事です。

スペック差を考えると、別PCにインストールしているUbuntu Gutsyより高速に動作している気がします。
Ubuntu Gutsy = Athron64 3200+(CPU 2Ghz)
MEPIS 7.0 = GeodeNX 1500(CPU 1.211Ghz)
ソフトウェアの実行速度はCPU負けしていますが、CPU差を考えると埋めるべく以上で、ソフトウェアの起動速度ではMEPIS7.0の方が概ね早いといった感じです。

ここまでを後述の理由によるカーネル再コンパイル前に確認しました。
他に(後述)めぼしいオプションを変更していないので、それほど速度差が発生するとは思えませんが。



不具合
1.wacomタブレットが使えない
xorg.confではwacomの記述があり、すぐに動きそうな感じがしましたが、そうではありませんでした。
MEPIS6.5 では、udevファイルの置き換えだけで動いたと記憶しています。

$ dmesg や # cat /proc/bus/input/devices 見ても形跡なく
modprobeやdepmodの呪文も効果無いので変だと思い/bootから設定ファイルを拾ってきてmake xconfigして開いてみると、wacomタブレットがカーネルオプションでオフになっていました。
wacomタブレットを使用する人には致命的な不具合です。

wacomタブレットを使える様にする為にカーネルオプションでwacomサポートをオンにしてカーネルコンパイルをします。

udevで認識させる為の修正も行いました。
#/etc/udev/rules.d/ のディレクトリにて
(wacomのルールもこの1つ上のディレクトリにあるのでコピーします)
usbデバイスの認識より先にwacomデバイスの認識を行う
40-wacom.rules
としてudev.rulesより先に読む様にすれば完了です。

ここまでの作業をすると、wacomタブレットは正常に動作します。
(注意:めんどくさい作業です-本機のCPUでkernel compileに2.5時間はかかります)

2.emeraldが用意されていない
CompizFusionのパッケージ類がメンテナンスされていますが、なぜかemerald関連のパッケージがありません。
CompizSettingsManagerのプラグインのアイコンが表示されません。
対応策として、emeraldを別途に用意すればCompizFusionは使えています。
リポジトリの追加もしくはdebパッケージで追加、または新たにコンパイルするかが必要です。

3.firestarterの初期設定(MEPISの不具合としていいか、判断に悩みます)
kメニューには「別のユーザーで実行する」にチェックを付けて手動で登録します。
名前 firestarter
コマンド gksu firestarter

firestarterを起動すると「eth0が見付かりません」とエラーが出るので
以下の箇所を Mas > inet に書き換える必要があります。
/etc/firestarter/firestarter.sh

# External network interface data
IP=`/sbin/ifconfig $IF | grep inet | cut -d : -f 2 | cut -d \ -f 1`
MASK=`/sbin/ifconfig $IF | grep inet | cut -d : -f 4`
BCAST=`/sbin/ifconfig $IF |grep Bcast: | cut -d : -f 3 | cut -d \ -f 1`
NET=$IP/$MASK

if [ "$NAT" = "on" ]; then
# Internal network interface data
INIP=`/sbin/ifconfig $INIF | grep inet | cut -d : -f 2 | cut -d \ -f 1`
INMASK=`/sbin/ifconfig $INIF | grep inet | cut -d : -f 4`
INBCAST=`/sbin/ifconfig $INIF |grep Bcast: | cut -d : -f 3 | cut -d \ -f 1`
INNET=$INIP/$INMASK
fi




私感
wacomタブレットの問題は本当に致命的なミスだと思います。
昨今のディストリビューションではありえません。
調べるとMEPISのフォーラムに1月初旬には報告がされている件で、未だに対応がなされていないのは弁護する余地がありません。(2008年2月28日現在)

ただ、この件を除けば速度面のアップは嬉しい所です。
(MEPIS6.5では速度面でwacomタブレットの使用を断念しています)

パッケージ類はDebian Etchのリポジトリよりされているので満足できます。
ただ、一部uimのgnome関連など依存性が解消できなくてインストールできなかったりする事はあります。
MEPIS6.5では、リリース後にメンテが進み快適になった経過があるので、MEPIS7.0でもそうなって貰えればと希望しています。

ドキュメント類はDebianの物が思ったよりも充実していて、webでの情報収集に困りませんでした。
リポジトリには日本語のドキュメントもあり、追加インストール&参照する事も可能です。

システムメニューから辿れる、4種類のMEPIS Toolsは、MEPIS6.5の頃と変わり映えはしませんでした。
(Suseのyastの様な、特筆すべき特徴となれる進化を期待していましたが、設定項目は増えていません)
このスクリプトから初めてnvidiaの設定も試しましたが思うように動作せず、直接xorg.confを修正する事となりました。
nvidiaドライバだけはこのメニューからインストールが自動で可能でした。

このディベロッパーはAntiXという新しいディストリビューションもリリースし、開発リソースが割かれている印象があります。
そのため、ややメンテの速度が低下している印象もありますが、MEPISのファンも増えているので期待に沿えてくれると思っています。

kde4は正式版のリリース後も実用度で難があるのか正式サポートしていませんが、実用できる頃合でリリースしてくれるに違いありません。

結果として満足のゆく環境へ仕上げましたが、上記で書いたような対処が面倒な方にはオススメしません。
特にwacomタブレットが必須の方へは、難アリです。

日本語環境の構築し易さ、各種用途へ環境構築の容易さ、ディストリビューターの対処速度(マンリソースの多さ?)などから、万人向けとしてはUbuntuをオススメします。(2008年2月28日現在)
ただし、MEPIS7.0のセットアップさえ終える事ができれば、満足度はかなり高いでしょう。

がんばれMEPIS。
テーマ:Linux
ジャンル:コンピュータ
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